小道舎の小芝俊亮です。
大分更新をサボってしまいました。
読んでくださっている方は少数だと思いますが、
引き続きよろしくお願いいたします。
ちなみに前回、
これからしばらく編集者としての私の履歴について書いていくとお伝えしましたが、
社会人として初めて編集職に就く前に短期間、営業職として働いていたことがあるため、
今回は、その頃のことにさらりと触れたいと思います。
前回書きましたとおり、大学卒業後、私はなかなか就職できませんでした。
これも前回書いたとおり、就職氷河期のど真ん中だったということはありますが、
その頃のことを思い返すと、私の回りにいた人たちは
選択的にフリーターをしている人以外で「就職できていない」という人はほとんどいなかったので、
結局のところ、単純に私の資質と勉強・努力が足りなかったというのが、
なかなか就職できなかったことの主な要因かと思われます。
何度かは社長面接まで行ったものの、
結局は落ちるということをしばらく繰り返していました。
8~9カ月ほど経ったころ、
そんな私を見かねた父親が、運転免許取得のためのお金を出してくれました。
おかげで大学卒業から約1年後、免許を取得する寸前に
電設系資材を売る小さな商社・S社に就職することができました。
毎日注文の電話を取りました。
免許取得後、「私は車の運転が苦手」であることが発覚しましたが、
ヒヤヒヤしながら運転して、電線やらコネクターやら結束バンドやらの配達もしました。
仕事に行くことがつらくて(そして会社になじめず)、毎晩酒を飲みました(今も飲んでますが)。
今考えると、自分に合わない会社であればすぐに辞めればよいと思うのですが、
1年もの間就職できなかった人間にとっては、それもなかなか勇気のいる決断です。
10カ月後、私はまともな営業現場も経験しないまま、解雇されました。
まったく使えない人間だったので、会社の判断は正しかったと思います。
そして正直なところ、私も解雇されて「ほっ」としました。
とはいえ、すぐに次の職場を見つけなくてはなりません。
その時、大学時代の友人から紹介してもらった職場が、
私が編集職として第一歩を踏み出すW社でした。